【東日本大震災 特別号】『人間力だより』Vol.031

 「海外の信頼回復に対してスピーディーに全力を尽くして頂きたい」

こんにちは、ライブウェア代表の古田です。


今回は雇用を含めた日本活性化のシリーズで「プロセスミックスの成功の方法」 をお送りする予定でしたが、この大地震による震災被害とそれに関連した色々 な出来事が起こっていますので、先ずはこの震災に関して思いつい事を記し、 本題は次回に回したいと思います。

今回の大地震に関しては記述したいことは沢山ありますが、先ず一つに絞って お伝えします。


ここ2〜3日間のテレビを見て感じたことは、被災地現場の方々の目が輝き出 していることで、原子力発電所問題、食品問題等色々な解決課題は沢山残され ているとは言え日本人の心は確実に蘇っていると確信しました。

戦後の日本を世界二位の経済大国にまで押し上げた日本民族です。世代は違っ ても、必ず新しい発想を入れながら世界の模範となる『国造り』が行われるこ とを信じます。

しかし、震災後の日本の経済活性化および新しい『国造り』にはどうしても海 外の協力が不可欠であり、今の日本人がどんなに頑張っても震災に付随した色 々な出来事により確実に国内の力だけでは、二桁台のマイナス成長を逃れる事 は困難であろうと言われています。

これを「しょうがない特別な場合だから」と甘んじていれば、ずるずる日本国 全体が転げ落ちかねません。

これを食い止める為には外国からの資本、知恵、人材その他色々なパワーが日本に投入されて日本企業、日本人と共に経済を成長させ新しい国造りに海外の 力を発揮して貰う事が必要であり、何よりも今はそのタイミングとスピードが ポイントとなります。

しかし今日本から外国の人々が大きな数字で退去されて居るのが事実であり、 まだまだ戻って来られる気配が無い様です。
銀座や都内にある有名ブランド店が今だに店を閉めたままの状態が続いて居る 事も気がかりです。

私の海外駐在している二男が震災の一週間後の金曜日来日し翌月曜日は帰って 行きましたが、曰く、
「とにかく海外のメディアは被害の一番激しい処、激しい被災に遭われた人々 を選んで繰り返し報道している為、
あたかも日本全体が沈没しかかっていると いうイメージを取りかねない様」
とのことでした。

実際、彼が日本に乗って来たジャンボ機には、僅か40人程(約10パーセント弱) で外国人の姿は無かったとのことで、今日本を目指して来ようとして居られる 外国の人が如何に少ないかという一つの事例といえます。

今日米国では日本の食物の輸入禁止令を出したとの情報が飛び込んできたり、 多くの県の食物の出荷だけでなく食べる事も禁止になり、さらに東京都の水汚 染の発生で、恐らく海外の多くの人々は「東京の水は飲めない」等の感覚で捉 える人も結構多いのでは無いでしょうか。
この様な悪条件が次から次に出ていますか出来るだけ早く、外国からの信用を 回復し早く海外からの友人が日本に集う事を願ってやみません。

この事は、今後の日本再生の最重要課題として政府、財界をはじめ国全体で意 識して取り組んで頂きたいとおもいます。


とにかく、これから立ち上がろうとする日本人、日本の姿を世界に発信し続け ることをメディアには切に願いたいものです。



ライブウェア株式会社
代表取締役
古田貞幸



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